【格闘ゲーム】ブラッドストームについて語りたい(1/2)
はじめに
この記事は、1994年にストラタ社が世に送り出した
残虐格闘ゲーム「ブラッドストーム」について、
CPU戦をクリアしたことならあるよ!真のエンディングも見たよ!程度のプレイヤーが
なるべくこのゲームを知らない人向けに
どのようなゲームかを説明する目的で書かれています。
腕が飛ぶ脚が飛ぶ首が飛ぶ
「モータルコンバット」のヒットを皮切りに、
海外ではグロ要素・ゴア要素をふんだんに用いた格闘ゲームが生まれ続けました。
「ブラッドストーム」もまたそのひとつであり、
また「タイムキラーズ」という前身にあたる作品も存在しています。
操作は8方向レバー&攻撃用に4ボタン&ガードボタンという
実写時代の「モータルコンバット」を踏襲したものです。
ただ攻撃ボタンの割り当てが少々独特で、いわゆる
「右手&左手」「右足&左足」というように、使う身体の部位で分かれています。
公式表記に則れば「FRONT(前)」「BACK(後)」という分け方なのですが、
これは「プレイヤー側の視点」に基づくものなので、結果的にそうなります。
とはいえ技の性質で言えば「弱攻撃」と「強攻撃」に近い部分もあるにはあります。
ゲーム性をそこまで複雑にしているものではありません。
このゲームを語る上でどうしても外せない要素は「部位破壊」です。
何で突然モンハンの話を始めたの?って思うかもしれませんが、そうではありません。
モンハンの話もそのうちしますので気が向いたら読んでください。
先ほど、攻撃ボタンが使う身体の部位によって分かれていると書きましたが、
何とこのブラッドストームというゲーム、戦闘中でも容赦なく部位破壊が発生します。
打撲とか骨折とかというレベルでなく、もげます。
当然もげた部位に対応する攻撃ボタンが機能することはなくなり、
特定条件を満たせば下半身全体をもぐことも可能です。
いやそれ即死でしょって思うかもしれませんが、
あろうことかモツを垂れ流しながらも生き残るのがブラッドストーム・スタイル。
そしてそして、戦闘中に首をもぐことも可能です。こっちは即死ですね。
……まあゲームセットにならない限りは次のラウンドで五体満足で帰ってくるんですが。
うんうん、それもまたブラッドストームだね。
……ひとつだけ忠告をしておきますと、チープなグラフィックながらも
様々にショッキングな描写が多数ありますので、
「グロは苦手」という方には全くもってオススメ出来ないゲームです。
どちらかと言えばコミカルですらある実写時代のモータルコンバットと比較して、
一言で「えげつない」と言う他ない表現が多すぎるんですよね。
そもそもオープニングムービーからして人間のはらわたが出てきます。
お前そこ無料で垂れ流していいのかよっていう気合の入った書き込みっぷりです。
それを乗り越える覚悟があるという方は、是非挑んでみてください。
エターナルチャンピオンズよりはえげつなくはないかなあ。そんな感じ。
顧客が望んだサム○イス○リッツ
さて大変に頭のおかしい独特な雰囲気をモツ持つゲームであることを説明した上で
次回はこれまた独特のゲーム性について語りたいと思います。
正直な話これと類似するゲームって何かある?って言われても
「無いと思う」って答えてみたくなるぐらい、ブラッドストームの面白さは
他の格ゲーにはない何かを持っていると思います。
続きはまた次回。それでは。