tomato nihilism

Twitter : @tomatonihilism

【MHW】マルチプレイにおけるひるみ軽減スキルについて

はじめに

この記事は「モンスターハンター:ワールド」(以下MHW)における

マルチプレイでの「ひるみ軽減スキル」の重要性を語るものです。

もちろん武器種やプレイスタイルによって大きく重要度は変わるものであり

決してスキルを積むことを強制するためのものではないことを

一読される前にまずはご理解ください。

 

ひるみ軽減スキルの意味

スキルシステムの変更や既存スキルの調整に加えて

数々の新スキルが実装されたMHW。その新スキルのひとつである、

攻撃を受けた際のダメージリアクションを軽減する効果を持つ「ひるみ軽減」ですが、

もっぱらこのスキルは敵モンスターの攻撃への対策ではなく、

他プレイヤーの攻撃が自キャラにヒットする、いわゆる

「フレンドリーファイア(以下FF)」による悪影響の防止のために用いられています。

 

他プレイヤーの攻撃はダメージこそもたらさないものの、

ヒット時に発生するのけぞり・尻もち・吹き飛びといった効果はしっかり受けるため、

立ち位置が重なっていると思うように攻撃が出来なかったり、

最悪の場合はモンスターの攻撃に被弾して直接のダメージに繋がる可能性があります。

「何故FFそのものを削除しないのか」ともよく目にする不評要素ではあるのですが、

何にせよ立ち回りだけではなくスキルで対策出来るようになったのは良いことです。

 

もちろんスキルであるが故にタダでは付かず、

基本的には装飾品を用いて付ける場合がほとんどです。

とはいえ基本的にFFを防ぎたいという場合においてはスキルLv1でいいということ、

そもそもLv1では防げない攻撃については、マルチプレイでは

自重されているか仕方ないとされているか嫌われているかのどれかなので、

武器種によっては実質的にマルチプレイでの必須スキルとまでされています。

 

しかし一方で「何故ひるみ軽減スキルを積まなくてはならないのか」

という意見もちらほら見られるようです。

「ひるませる側が悪い」「ひるみ軽減より他にスキルを積みたい」などなど。うーん。

 

「モンハンのマルチプレイ」に求められるもの

コラボモンスターのベヒーモス戦では「パーティメンバー毎の役割」というものが

珍しく公式の側から提示されました。大雑把に言うと火力役と盾役と回復役ですね。

そう、わざわざ「こうするべき」と言ってくるからには、

フツーのモンハンには役割なんてほぼあってないようなものなのです。

エストに参加している全プレイヤーが火力役のようなもので、

攻撃にロクに参加しない傾向のあるプレイヤーは「地雷」と扱われることもあります。

味方のサポート能力を持つ狩猟笛を担いでいても、

ただ遠くで笛を吹いているだけでは他メンバーから疎まれるように。

 

特にMHWではマルチプレイ時にモンスターの体力が大きく上がる仕様でもあり

各プレイヤーがしっかりダメージを稼いでいかないと結果的に楽にはなりません。

特にモンスターのダウン時などは大きなダメージチャンスでもあり

そこで一気にダメージを稼いでこそのマルチプレイ……なのですが。

そのチャンスにきちんと火力を出せていないメンバーが居たら、どうでしょう。

 

弱点特効と肉質と

モンスターハンターシリーズのエネミーであるモンスターは図体がデカい代わりに、

攻撃を当てる部位によって与ダメージが大きく変わる性質を持っています。

いわゆる「肉質」と呼ばれる要素です。基本は肉質が柔らかい部位を攻撃するべきで、

硬い部分ばかり攻撃をしていてもダメージ効率は低くなりがちです。

攻撃を当てるべき部位というのは、ソロプレイでもマルチプレイでも変わりません。

人数が多いほど、同じ部位狙いで同じ立ち位置に居るプレイヤーも多いでしょう。

 

「肉質の柔らかい部位」は弱点とも呼ばれます。

特にスキル「弱点特効」が機能する「肉質45以上」の部位を呼ぶことが多いです。 

今作における「弱点特効」の強さはもはや言うまでもないレベルで、あろうことか

「超会心」や「達人芸」といった会心率が鍵になる強力なスキルとの相乗効果もあるため、

これが機能するかどうかで狩猟の効率は大きく変わると言えます。

もはや近接武器を使っているなら今や殆どのプレイヤーが積んでいる組み合わせでしょう。

 

「ひるみ軽減スキルを付けるぐらいなら火力を盛りたい」という意見をたまに目にします。

今作は弱点特効込みで会心率を100%にした上で各種攻撃スキルを盛るのも

装備と装飾品が揃ったのであればそう難しくない話です。

しかしながら目一杯火力を盛った装備で繰り出す攻撃が、

一緒に弱点を攻撃しに行った味方に止められてしまったのなら、

それは火力を出せていると言えるのでしょうか?

それともせっかく積んだ弱点特効を捨てて、硬い部位を攻撃するのでしょうか?

あるいは、全部を全部他のパーティーメンバーのせいにでもするのでしょうか?

 

ひるみ軽減スキルを積まなかった結果、実質的に機能しないスキルがあるとすれば

それはひるみ軽減のために使ったスキル枠や装備よりも

大きな損失になるのではないでしょうか?

 

個人的な結論

ガンナーだったりのけぞり無効効果持ちの攻撃が多い武器だったら

わざわざひるみ軽減を積まなくてもいいとは思うけど

それ以外の武器だったり、体感的に味方に攻撃止められてる感じがするなら

とりあえずマナー的な意味合いも兼ねて積むべきじゃないかなあと。

ひるみ軽減入れない超火力構成とか試したいならソロでいいんじゃないっすかね。